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内科

Internal Medicine

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一般内科の診療

一般内科は急性期症状はもちろんのこと、「生活習慣病」まで幅広く対応しています。
「調子が悪いけれども、どの科を受診したらよいのかわからない」といった場合も、お気軽にご相談ください。
禁煙外来では禁煙への積極的なサポートを行っております。

以下の問診票をダウンロードしてお持ちください。

以下のような症状があれば、お気軽にご相談ください。

  • 風邪症状(のどが痛い、鼻水、咳、痰など)
  • お腹の調子が悪い(お腹が痛い、下痢、便秘、お腹が張るなど)
  • 胸やけ、のどがつまった感じ
  • 吐き気、嘔吐、食欲不振、体重減少(増加)
  • 胸が痛い、不快な感じ
  • 背中や腰が痛い
  • 息苦しい、喘息の発作
  • 頭が痛い
  • めまい、立ちくらみ
  • 動悸、息切れ
  • 手や足などのむくみ
  • 尿の異常(出にくい、残尿感、回数が多い、血が混じるなど)
  • 発疹(じんましん、湿疹など)
  • 体がだるい、夏バテ

 

生活習慣病とは

食事・運動・喫煙・飲酒やストレスなどの生活習慣が関係して発症する病気の総称で、以前は「成人病」と呼ばれていました。私たちの主な死亡原因であるがん・脳血管や心臓の病気の危険因子となる高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などが代表的な生活習慣病です。

生活習慣病は「健康寿命を伸ばす」妨げになります。定期的な健康診断を受けることで、無症状で潜んでいる生活習慣病の早期発見につとめ、原因となっている生活習慣を見直すことで病気の進展を防ぎ、必要に応じた適切な治療を行うことが重要です。

 

高血圧症

血圧が高い状態が続くことによって血管の壁に圧力がかかり、その結果、次第に血管がいたんでかたくなり、やがては動脈硬化へとつながります。高血圧症の大部分は原因を特定できない本態性高血圧症です。塩分過多などの食生活や喫煙・飲酒などの嗜好過多、あるいは運動不足や精神的ストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされます。一方、腎臓などの病気が原因となって生じる二次性高血圧症もあります。
高血圧症の症状としては、頭痛、めまい、肩こりなどが代表的ですが、ほとんど症状がない場合も少なくありません。高血圧を放置しておくと、全身の各臓器でさまざまな合併症を引き起こします。脳出血、大動脈解離、動脈瘤破裂など、命を脅かす重大な合併症も少なくありません。

治療については、生活習慣の見直しから行います。塩分や過度の飲酒を控え、適度な運動を行い、ストレスのない環境づくりも重要です。喫煙は合併症の危険性が増加しますので、禁煙をおすすめしています(禁煙外来併設)。

生活習慣の改善にもかかわらず高血圧が続く場合に、薬による治療を開始します。ご家庭での血圧の値を定期的に確認し、適切な血圧を維持できるように、薬の量を外来で調整していきます。「血圧の薬をいったん飲み始めると、一生飲まないといけないからイヤ」というお声をよくお聞きします。確かに、年齢とともに動脈硬化がすすみやすくなりますので、薬を飲み続ける患者さまが多いのですが、食事・運動療法をはじめとした体質改善によって薬の量を減らせたり、なかには薬が不要となる患者さまもおられます。

 

脂質異常症

血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多いために引き起こされる病気です。コレステロールには、善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)があります。悪玉コレステロールや中性脂肪が多いほど、善玉コレステロールが少ないほど、動脈硬化がすすみやすくなります。
脂質異常の主な原因は、カロリー過多などの食生活、喫煙・飲酒などの嗜好過多、運動不足、あるいは遺伝などが考えられます。
治療としては、食生活を見直し(お肉の脂身や乳製品を控えめに)、適度な運動や禁煙などから開始します。これらの食事・運動療法でコレステロールが下がらない時には、薬による治療を検討します。

 

糖尿病

血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気です。ひとの体は、たくさんの細胞から成り立っていますが、この細胞が働くためのエネルギー源がブドウ糖です。
膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り込む役割を果たしています。しかし、このインスリンが不足したり(インスリン分泌不全)、働きが悪くなると(インスリン抵抗性)、ブドウ糖が細胞内に取り込まれなくなり、血糖値が高くなってしまいます。
血糖値が高いということは、体の細胞にエネルギーであるブドウ糖が十分に補給されず、そのため全身の細胞の働きが悪くなります。のどが渇く、尿が多い、傷が治りにくい、感染症にかかりやすい、疲れやすい、集中できないなど、さまざまな症状が表れます。
糖尿病の診断や治療経過の評価には、血液検査を行います。当クリニックでは、HbA1c(過去1~2か月間の平均血糖値を反映)の測定が院内で可能です。すぐに結果がわかりますので、すみやかに診断や薬の調整を行うことが可能です。
治療としては、病状に合わせて、食事・運動療法、内服薬による治療、インスリン注射などを選択・併用していきます。
血糖値が高い状態が続くと、全身の血管がいたんでいきます。その結果、腎臓、眼や神経などに障害をきたします。糖尿病の目標は、血糖値を良好にコントロールすることにより、病気の進行をおくらせ、これら3大合併症を予防することで、末永くより健康的な日常生活を送ることです。

 

高尿酸血症(痛風)

尿酸は、プリン体という物質が体のなかで分解されてできる物質で、これが血液のなかに増えすぎた病気が高尿酸血症です。
血液中の尿酸が増えすぎると、過剰な尿酸が結晶となって関節にたまります。運動などをきっかけとして、これらの関節に炎症を引き起こして激痛を生じる病気が「痛風」です。まさに風があたっただけでも痛い・・・というつらい症状を引き起こします。
痛風の症状についつい目を奪われがちですが、症状がなくても高尿酸血症を放置することで動脈硬化がすすみ、脳や心血管の病気の危険因子となりますので注意が必要です。
治療としては、尿酸値を下げることが重要です。尿酸のもとになるプリン体(レバー、いわし、さんま、エビなど)の摂取をひかえ、プリン体の量にかかわらず尿酸値を増加させますので飲酒をひかえて下さい。食事療法と同時に、適度な運動も必要です。薬が必要な場合は、尿酸の生成をおさえる薬や、尿酸の排泄をうながす薬を使用します。
初めての痛風発作の場合、まずは痛み止めなどのお薬で炎症をおさえ、生活習慣を改善しながら発作が落ち着いたのちに、高尿酸血症に対する治療を開始します。

 

動脈硬化症

加齢や喫煙やさまざまな生活習慣病によって、動脈の壁にコレステロールがたまってかたくなったりせまくなったりして、血液の流れが悪くなる病気です。
血管がせまくなると、例えば足の動脈では、せまくなった部分よりも先の部分に必要な血液が流れないために、あしの皮膚の色が悪くなったり、しびれて長時間歩けなくなったり、さまざまな症状が生じます。完全に血管が詰まってしまうと、壊死といって組織が腐ることにもなりかねません。
一方、動脈硬化が進むと血管の壁がもろくなり、この弱った部分に動脈の高い圧力(特に高血圧症)が加わり続けることにより、血管にコブ(動脈瘤)や亀裂(動脈解離)が生じます。このコブは次第に大きくなり、放置しておくと、最終的には圧力に耐えることができずに破裂してしまいます。
このように動脈硬化によって生じる様々な血管の異常に対して、これまで専門的にカテーテル治療を行ってきた経験をいかして、動脈硬化や血管の病気を評価します。診察に加えて、超音波ドプラ血流計による血流チェック、ABI検査による足首と腕の血圧比較、超音波検査などの検査を行います。動脈硬化の悪化の予防、外科手術やカテーテル治療など専門的治療の必要なタイミングの判断(専門病院へのご紹介)、専門病院での治療後のフォローアップなどを担当いたします。